2025.8.16 / ももたろう
「親の介護で自分の時間がない」「少しでも休息したいけど、親を一人にできない」
在宅介護をする家族の皆様から、その様な声をよくお聞きします。家族の心と体の余裕がなくなると、永く続けることが困難となります。そこで今回は、介護保険外サービスのレスパイトケアを活用して、家族の休息を実現する方法をご紹介いたします。
レスパイトケアとは、介護や育児を担っている人が一時的に休息できるように、他の人が介護や育児を代わりに行うことで、介護者の負担を軽減するサービスのことをさします。介護保険が適用されるサービスとして、ショートステイ、レスパイト入院など、様々な形態で提供されています。
介護保険外領域におけるレスパイトケアは、短時間、長時間の見守りなど、柔軟な時間帯や内容で利用できるのが魅力となります。例えば、2~3時間の見守りや家事代行、夜間だけのお泊りサービスなど、家族のニーズに合わせたサービスが選ぶことができます。
短時間レスパイトケアには、家族の生活をラクにする多様なサービスがあります。代表的な3つをご紹介します。
◉ショートステイ(短期入所生活介護)
介護施設に短期間(数日〜1ヶ月程度)宿泊しながら、食事や入浴、介護などのサポートを受けられるサービスです。介護保険が適用されるので、費用も抑えつつ安心して安心して利用できるのが特徴です。
◉レスパイト入院
介護が必要な高齢者や障がい者を一時的に病院や施設に預け、家族が休息を取るための短期入院サービスです。ショートステイとの主な違いは、医療的なケアの必要性となっています。レスパイト入院は、医療ケアが必要な人が病院で短期間入院できるサービスでとなっています。
◉ご自宅での見守り・付き添い
親を一人にするのが心配なとき、プロが短時間だけ見守りをしてくれるサービスです。「買い物に行きたい」「美容院でリフレッシュしたい」といった数時間の外出に最適となります。特に、認知症の方には、会話や軽い散歩を伴う付き添いも可能となっています。 見守りサービスは、介護保険が適応されないため1時間あたり3000〜5000円ほど費用がかかることに注意が必要です。
在宅介護の家族の多くは、「親を施設に入れたくないけど、疲れが限界…」と感じています。
厚生労働省の2024年調査では、在宅介護者の約6割が「ストレスで体調を崩した経験がある」と回答。短時間でも休息を取ることで、以下のようなメリットがあります。
2025年以降、保険外サービスの需要は増えることが予想され、それに合わせて様々な事業者が増えることが考えられます。サービス提供の質は事業者によって異なりますが、信頼できるサービスを選ぶために、以下のポイントを押さえましょう。
介護は家族の愛情ですが、あなたの心と体も大切です。短時間レスパイトケアは、「親を介護しながら、家族の時間も守る」ための強力な味方となり得るでしょう。これからは保険外サービスが増え事業者が増え、選択肢はさらに広がっています。まずは、地域包括支援センターに電話をかけてみるのも良いでしょう。たった5分の相談で、休息への第一歩が踏み出せます。あなたと親の笑顔のために、ぜひお試しください。
ももたろうサービスでは、北九州市から福津市までのお家での見守りから通院同行、生活支援、身体介護まで看護師と介護福祉士にて対応させていただきます。現在は、100名を超えるスタッフが登録してくださり、様々なお悩みを解決しています。介護に疲れた際や、外出が必要な際にはももたろうサービスへご連絡ください。