2022.8.10 / 健康
こんにちは!Buildzの佐藤です!
本日は、健康経営と株価の関係性についてお話しさせていただきます^^
企業は、健康経営に取り組むことで、従業員のパフォーマンス改善や優秀な人材確保による将来的な業績の向上や、従業員の健康不良による生産性低下の防止が見込まれることから、企業価値の向上が期待されています。
実際に企業価値が向上するのかを検証する方法の1つとして、投資家が健康経営に取り組む企業をどのように評価するのかという観点から、健康経営に積極的な企業(健康経営銘柄)と市場の平均(TOPIX)のパフォーマンス比較の調査が行われてきました。
ニッセイアセットマネジメントの調査では、統計的に有意ではないものの、健康経営銘柄に採用された銘柄とそれ以外の銘柄との間には、投資家による評価に差があることが確認されています。
また、健康経営の5つの枠組みのうちどの項目が株価に与える影響が大きいのか確認が行われています。
その結果、SBI証券の調査「健康経営度評価項目と株価リターンの関係」によると5つのフレームワークの中でも、「①経営理念・方針」のスコアが高い企業が高いパフォーマンスとなることが分かりました。
[2020年の健康経営度調査に回答した上場企業について、フィードバックシートのスコア順に5つのグループ(上から順番に第5分位~第1分位)に分けて超過リターン(TOPIXよりも株価がどれくらい上回っているか)を分析したものです。「①経営理念・方針」のスコアが高い第5分位、第4分位、第3分位の企業は20%以上の超過リターンを示しています。]
この調査結果は上場企業についてのみ調査したものですが、株価は企業の業績や持続的な成長可能性によって決まるものですので、非上場企業や中小企業においても同じように捉えることができるのではないかと思います。
つまり、「経営理念・方針」として健康経営という社会的目標に対してコミットし、持続的にエンゲージメントできる企業は潜在的企業価値は高くなる。言い換えると、経営理念や方針として確りと健康経営を落とし込むことができていない企業は、形だけの健康経営になっており、成果(生産性向上などの従業員パフォーマンスの向上)を得にくい。と言うことなのではないかと思います。
株式会社Buildzでは、「健康を創造する」を理念とし、企業の生産性向上・健康経営の取組推進をサポートしています。また、理学療法士による「オフィスで整体」を実施しています。お気軽に資料請求・お問い合わせをお願いします。