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健康経営への一歩

2021.8.26 / 健康

健康経営の注目度が年々高まっており、健康経営優良法人の認定企業数も増加しています。
これから健康経営に舵を切ろうと考えている経営者も多いと思いますが、いざ健康経営を始めようとしても何から始めればよいか分からないという声をよく耳にします。今回は健康経営の一歩として健康宣言についてお伝えします。

【健康宣言】

健康宣言とは平たく言うと企業のトップが企業全体で従業員の健康に気を使うことを社内外に宣言をすることです。この健康経営宣言は、健康経営優良法人の認定要件に含まれており非常に重要な位置づけとなっております。自社ホームページやCSR報告書を始めとした自社での発信やけんぽ組合など外部が取りまとめた形で健康宣言を実施します。
「平成30年度健康経営度調査」によれば、84.3%の企業が健康宣言を実施しており多くの企業が取り組んでいることがうかがえます。具体的な宣言内容には差異があるものの、多くの宣言は従業員の健康を保持することが従業員の活力や仕事のやりがいにつながり、同時に企業や成長お客様への良質なサービスにつながるという意味合いとなっています。

 

■健康経営宣言のメリット

健康宣言を発信することで、従業員の健康づくりに取り組むイメージが社外に伝わり、企業としてのイメージ向上が期待できます。健康経営優良法人に認定されれば、健康経営に取り組もうとしている意思表明だけでなく、明確に健康経営に積極的に取り組んでいることをアピールできます。健康経営優良法人を取得すれば株式市場からの評価や企業イメージの向上に伴う購買意欲の増加も期待されます。また、健康経営への取組について外部メディアへの掲載やセミナーの開催の機会が発生し、それをきっかけにビジネス機会が創出される可能性もあります。

優秀な人材の獲得と定着

健康宣言は、離職率の低下と優秀な人材獲得が期待できます。まず健康宣言から始まり健康施策が効果を出していくと体調不良やハードな仕事が原因となり休職・退職する従業員は減少します。また、健康宣言を通して従業員の健康に配慮した企業であるイメージが広がれば優秀な人材を引き付けやすくなります。

■生産性向上

健康宣言を発信することで、生産性向上が期待できます。健康経営を推進することで1ドルの投資に対して3ドルのリターンがあるという研究があります。健康宣言をするだけでは生産性に大きな変化はないと思われますが、宣言をきっかけに健康増進施策をとれば生産性向上などのリターンが見込まれます。
理由としては、まず従業員モチベーションの増加があげられます。従業員が健康になれば仕事に対してモチベーションを高く持ち生産性向上が期待できますし、業務効率の向上も期待できます。また、モチベーションの増加は効率化だけで新しいビジネスアイデアの企画発足などイノベーションの機会にもなります。

 

【終わりに】

いかがだったでしょうか?
これから健康経営を推進しようと考えている経営者の方はまず健康宣言から初めてみてはいかがでしょうか。
健康宣言はあくまで意志表示ですのでその後にキチンと社員を健康にする施策を実施する必要があります。そのために健康経営の目標や戦略を立てPDCAを回していくことが必要です。健康経営へご興味がありましたらBuildzにご相談ください。

 

 

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