2021.5.15 / 健康
【健康経営】と【SDGs】の関係性はご存知でしょうか?
健康経営とSDGsは全く別物のように感じて結び付けて考えている方は少ないと思います。実際に企業では担当部署が違うため関連づけて考えるのは難しく思います。そこで今回は「健康経営に取り組むことは実はSDGsの目標達成に向けた取組にもなっている」ということをブログで解説していきます。
上記の説明をするためにはまず【健康経営】と【SDGs】を理解する必要があります。
健康経営とは、「従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことで、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待される。」
と経済産業省が定義してます。
簡略化しますが、「企業で働く人たち一人ひとりの健康に対しての投資することで企業の業績が向上する」ということです。
SDGsとは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略です。2015年の国連サミットで採択された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標です。持続可能な世界を実現するために17のゴール・169のターゲットから構成されています。
多くの日本企業もSDGs達成に向けた様々な取組を行っています。
健康経営とSDGsの関係
具体的に健康経営はSDGsの以下3つの目標に深く関連しています。
目標3:すべての人に健康と福祉を
目標5:ジェンダー平等を実現しよう
目標8:働きがいも経済成長も
目標3:すべての人に健康と福祉を
・ヘルスリテラシー向上、感染症予防対策、保健指導、メンタルヘルス対策、喫煙対策
目標5:ジェンダー平等を実現しよう
・ワークライフバランス、健康増進・生活習慣病予防対策
目標8:働きがいも経済成長も
・ワークライフバランス、両立支援、過重労働対策
SDGsでは「持続可能性」というキーワードで、経済のみならず環境や社会などの幅広い内容をカバーしています。企業が持続的に成長していくためには従業員が心身共に健康で働けることが重要であり、SDGsへの取組は健康経営の実現に繋がっています。
健康経営担当の方は自社の健康経営がSDGsの達成に繋がっていること、そしてSDGs担当の方はSDGsの達成に自社の健康経営が貢献していることを意識して、社内連携を深めてみてはいかがでしょうか。