2024.1.18 / 健康
こんにちは!佐藤です!
本日は、多発性硬化症について解説していきます!
多発性硬化症は免疫細胞が中枢神経(脳・脊髄)や視神経に脱髄を起こし炎症を伴うことで神経組織を障害する自己免疫疾患です。
多発性硬化症になると多くの場合、症状が出る「再発」と、症状が治まる「寛解」を繰り返します。
多発性硬化症でみられる症状は、脱髄が起こる部位によって異なるため、患者さんによって様々です。比較的よくみられる症状には以下のようなものがあります。
多発性硬化症は白人に多い病気とされていました。しかし近年、急速な増加がみられ、最近では10万人あたりの患者数が全国平均で10人以上いると推定されています。
・ステロイドパルス療法(急性期)
炎症を抑える副腎皮質ホルモン剤を比較的大量に短期間投与する治療が行われます。ステロイドの長期連用には、糖尿病や 易感染性 、肥満、胃十二指腸潰瘍、骨粗鬆症、大腿骨頭壊死 などの副作用が出現する危険性が増します。
多発性硬化症では、ステロイドパルス療法に併せてリハビリを実施します。
可動域を維持するストレッチや関節可動域訓練、感覚の異常にに対する感覚訓練、動作の正確性や生活内の細かい動作など獲得のための巧緻機能訓練などを実施します。
多発性硬化症は一般的に疲労しやすく、体温や気温の上昇によって一時的に症状が悪化したり、日によって体調が変動したりすることがあります。
したがって、体温の上昇や運動時の室内温度に気を付け、運動後に症状が悪化してしまうような過度の運動は避けることが重要です。
そのため訓練は、運動量や休憩、体調を考慮しながら、無理のない範囲で継続することが大切です!